自由が丘駅前|一般歯科・小児歯科・インプラント・顕微鏡歯科治療
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Dr.コラム

2015

9/14

第1回「保険治療と保険外治療」

保険治療と保険外治療第1回は「保険治療と保険外治療」についてをまとめて書きたいと思います。

なぜなら、患者様にご説明する時に、“保険内治療は安い”、“保険外治療は高い”、という単純なイメージでとらえられてしまっているような気がするからです。

当院の治療は、安いとか高いという選択肢ではなく、患者様の要望に合った適切な治療をご提示し、ご説明し選択していただきたいと願っています。それが結果として、患者様のためになるからです。常に誠実に歯科治療に向かっていますので、それについてコラムをまとめます。

日本は「保険」という素晴らしい治療体制がある国

日本には、「保険」という制度があります。

そのため、保険内の治療を受ける時は、医療費の一部の負担だけで済み、気軽に医療機関に通い、病気を治し、健康を保つことのできる素晴らしいシステムを保有した国です。

アメリカでは、日本のような保険制度がありませんので、歯科治療はもちろんのこと、虫垂炎の手術で100万円を請求されるなど、自己負担が当たり前になっています。よって、アメリカにおける歯科治療費は、とても高額であることから、日本のように安価に虫歯治療をすることはできません。

しかし、その反面で、子供の頃から、歯並びを正常に保ち、虫歯を作らないという予防意識が高い風習があり、その部分では日本も見習うべきであるともいえます。
つまり、日本の保険制度とは、安価に歯科治療を受けられるために、予防歯科の啓発が遅れており、歯医者さんには虫歯や歯周病の治療に通うようになってしまいました。

実は、私は、歯科医として、本当はそうであってはならないと考えています。

歯科は、あくまでも予防をメインにするべきであり、歯医者さんには、治療では無く予防に通っていただくサロンのようなものと考えているからです。日本の素晴らしい保険システムは、今になって、歯科医療の本質や歯科医としての本質を見なおさなければならない時期にきているのではないか?とさえ、考えています。

保険内の治療と保険外の治療のちがい

しかし、昨今、日本においても、大分、保険外の治療を推進する動きもでてきました。

従来の保険内の治療ではなく、より機能性にすぐれ、より美しさを重視した保険外の治療が注目されるようになってきたためです。
それでは、保険内の治療と保険外とは、どんな違いがあるのでしょうか?

基本的に、歯科の治療という意味では、基本的な所は変わりありません。

しかし、保険内の治療と保険外の治療とでは、それぞれのメリットとデメリットが異なるということを知っておいていただきたいと思っています。
例えば、耐久性、審美性(美しさ)、材料の質など、保険内の治療よりも保険外の治療は、いずれも優れていることが多いです。そのことで、より美しさを強調できたり、アレルギーの少ない材料でできていたりと、体にも優しい治療となります。
その反面で、費用面では、保険内の治療よりは割高です。
治療費という感覚で受け取ると、非常に違和感があるかもしれません。

それだけ、保険外の治療は、保険内の治療では得られない大きなメリットがあるのです。

どちらを選択するかは、患者様の自由

当院では、保険内の治療も保険外の治療もどちらもおすすめしております。

両方のメリットとデメリットをご説明し、患者様が良いと考えた方の治療法を選択していただきます。
強引に、高い治療費のかかる治療法を押し付けたりしません。あくまでも、医師という立場から、今後の患者様のお口の健康の維持を考えた上で、最も良い方法をおすすめしたいからです。

時々、保険外の治療を選ばなかったので、その後、当院に来づらくなった方がいました。しかし、そのような事は気にしないでいただきたいと考えております。
歯科医師としての役割は、患者様に、治療の選択肢をきちんと説明し、患者様が適切に選べるよう務めることです。

ですので、どんなに聞きにくい事であって、気軽に打ち明けていただき、一緒にお口の健康を良い方向に持っていけるよう頑張って行きたいと思います。

保険外治療 料金表